あの子はガラパゴスのイグアナなのよ。
今日はいつもと比べて暖かく、
やぎやまの住む地方では貴重な晴れなので
仕事やめてどこかへ出掛けたくなります。
どうも、やぎやまです。
この間、AmazonPrimeに昔観ていたドラマがあったんですよ。
すごく懐かしくて、とりあえずウォッチリストに入れたんですが
先週の土日で一気に見てしまいました。
知ってる方もいるかな?
原作は萩尾望都さんによる少女漫画。
【キャスト】
菅野美穂、岡田義徳、川島なお美、榎本加奈子、草刈正雄ほか
主人公・リカの母、ゆりこは出産直後からリカの姿がみにくいイグアナに見えてしまい、どうしても愛することができずにいた。
次女・マミは普通のかわいい人間の姿に見え、そのため、ゆりこはマミを溺愛し、リカにはますます冷たく接する。
ある日、ゆりこが「あの子がイグアナにしか見えない」と話しているのを聞き、生物図鑑でイグアナを調べる。
その日からリカ自身も鏡に映る自分の姿がイグアナに見えるようになってしまう。
娘を愛せない母と、母に愛されない娘。
両者の苦悩をファンタジー要素を織り交ぜて描かれた物語。
リアルタイムで見てましたよ、これ。
当時はイグアナが結構怖くて、本当シリアスに見てたんですけどね。
今見るとちょっと(笑)
シリアスなシーンでイグアナの画ぶち込まれると吹き出しそうで(笑)
ストーリーはね、面白いですよ、結構。
わっかりやすい嫌味な女がライバルだったり、
わっかりやすい硬派な男がいつも助けてくれたり、
王道少女漫画って感じです。
第1話の川島なお美のツインテールには心底驚きましたけど。
幼い頃から母に愛されず、一度は殺されそうになったこともあるリカ。
母の誕生日にプレゼントしたスカーフは「何なのこれ?返してきなさい」と一蹴。
娘を見る目の冷たいこと冷たいこと。温度の一切感じられない目。
川島なお美の確かな演技力を感じましたね。
そしてリカは愛されない辛さから小学生にして自殺を図る。
彼女は高校生になる頃にはすっかり暗い子になってしまっているのでした。
いつも俯いて歩き、口癖は「すみません!ごめんなさい!」。
1話目からなかなか気の毒さが凄まじいです。
こうして見ると母親がめっちゃ酷い毒親に見えるでしょう?
ところがどっこい。
醜いイグアナ(に見える)娘を一生懸命育てるんですよ。
確かに可愛がりはしませんし、冷たい態度ではありますが育児放棄はしません。
愛したい気持ちがあるということが窺えます。
あと草刈正雄がまじでファンタジーな程優しい旦那&父親でやばい。欲しい。
イケメンだし。背高いし。声もいいし。
写真集出てるみたいですね。
そんな優しさファンタジーな父親と辛うじて母の務めの最低限は果たすゆりこに育てられリカは自己評価が著しく低いものの、心優しい聖女のような女性に育つ訳です。
恋の相手は小学校からの同級生で自殺しようとしたところを助けてくれたノボル君。
若い!!けどそんなに顔変わってないですね。
ものすごい牛歩な進み方でやきもきします。
お前ら絶対両思いじゃん!早く付き合えよ!とか思ってしまう。
周りの友達や、ライバルや、父や妹のおかげで
リカはだんだんと強くなり、自分を受け入れるようになります。
イグアナでもいい、幸せになりたい という結論に至るのです。
そこで注目のプレ最終回ですよ!
母がリカに言います。
「リカ、一緒に死のう。」
リカは驚いた表情のあと少し微笑みこう言います。
「お母さんがそうしたいなら、いいよ。私、嬉しいの。お母さんに何か一緒にやろう、って言われたの、初めてだから。」
悲しすぎる~!!!!!
初めての共同作業が心中!!!!
結局心中はしませんけどね。
最終回は泣けますよ。イグアナカットさえ無ければ・・(笑)
いまいちね、泣けそうで泣けないんですよ。
イグアナのカットが入っちゃうとね・・
でも結局草刈正雄さんの泣く演技につられて泣きました。
しかし川島なお美といい菅野美穂といい
なんとなくイグアナ(というか爬虫類?)に見えてきちゃって・・
爬虫類系美女というか。
これも演技力の成せる業かと。
今、AmazonPrimeで無料で全話見られますので
Prime会員の方は是非ご覧になってみて下さい。
今度漫画読んでみようっと。
ではまたお会いしましょう、やぎやまでした。