The woods are lovely,dark and deep.
But I have promises to keep.
And miles to go before I sleep,
-and miles to go before I sleep...

グリーンインフェルノ~物凄い既視感のある族長~

明けましておめでとうございます。(おっそ)

どうも、超お久しぶりのやぎやまです。

 

年末年始は予定が詰まって忙しく、しかも新年早々風邪を引いていました。

否、まだ引いています。かれこれ1週間。

インフルエンザではないです。

何はともあれ、今年もやぎやまブログを宜しくお願い致します。

 

ではではさっそく本日の記事ですが、映画の感想です。

元日に、今年最初の1本として観た作品は~コチラ!!

 

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ンフー。わかるわかる。

元日に観るものじゃないよね。

新年の清々しいスタートになぜこれをチョイスしたのか本当未だに謎ですもん。

「残酷無慈悲な食人エンターテインメント」って・・・

どんなパワーワードだよ!!新年ハイか!?

 

ではいつものように紹介&感想などごちゃまぜで書いていきますね。

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主人公のジャスティンは普通の女子大生。

ある日大学の講義でアフリカや中東、アマゾン等の部族内で行われている民族儀式について学ぶ。

女性が女性として認められるための儀式として“割礼”を行う部族があることを知り、ジャスティンは「残酷である」と憤慨した。

その講義の終わり、人権活動サークルに所属する男子学生に声を掛けられ、なんやかんやあってジャスティンもそのサークルに入ることになった。

 

ところでこのサークルのリーダーの男がまじでいけ好かない。

出てきた瞬間から「あ、コイツ無理」ってなった。

 

で、このサークルの当面の目標は資源開発のために切り開かれていくジャングルと、そこに暮らす“ヤハ族”を守ること。

 

でもさぁ、これってちょっとどうなんだろうとか思っちゃうわけよね。

結局弱いものは淘汰されていってしまうじゃないですか。正しいかどうかは置いといて。

それを頼まれもしないのに「人権がー環境破壊がー」って騒ぎ立ててその上「守る」だなんておこがましいんじゃないのかなぁと思ってしまうのです。

 

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一行はペルーの奥地へ向かいます。

観光気分でキャッキャウフフしながら。

恵まれた者の偽善的なお遊び感がゴイスーよ。

写真撮りまくって観光客向けのレストランでおいしいものを食べて、住環境に文句つけて・・・「ヤハ族を救うのよ!(ドヤァ)」って。

全員食べられろ。

 

開発予定地についた一行は作業員の制服に着替え現場に乗り込む。

重機や木と身体を鎖で縛り、作業を妨害する筈だった。

しかしジャスティンがサブリーダー(?)の女から受け取った鎖はカギがかからないよう細工されており、ジャスティンは銃を突きつけられる。

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リーダーのアレハンドロは初めから父親が国連に勤めているジャスティンを利用するつもりでサークルに入れたのだった。

ホラ。リーダーやっぱりクズだった。

 

携帯のカメラを無数に向けられた企業側は仕方なく銃を下ろし、サークルの全員を逮捕・強制送還するしかなかった。

本当は銃で頭をブチ抜いてやりたかったに違いない。

こいつらが邪魔したせいで作業が一時延期となってしまうのだから。

 

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帰りの飛行機の中はお祭り騒ぎ。(画像は行きの飛行機でした)

自分たちがジャングルを守った!ヤハ族を守った!と馬鹿みたいに騒ぐ騒ぐ。

いやいや、絶対作業延期しただけだよ。

そんな天国も束の間、突然のエンジントラブルで飛行機が墜落!(唐突)

 

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パイロットは死亡、何人か外に投げ出されたり重傷を負ってしまう。

クズリーダーのアレハンドロは軽傷だ、クソッ。

機体の残骸から這い出たジャスティン達だったが、すぐに全身を赤く塗った部族に包囲され、次々と麻酔矢を受けて生き残ったメンバーは全員捕らえられてしまう。

 

舟で部族の村まで連れてこられたメンバー。

そこへ族長の老女が現れる。

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なんだ・・・この・・・既視感・・・

 

 

・・・・・・・

 

 

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パイレーツオブカリビアンの1作目は2002年、

グリーンインフェルノは2015年・・・。

つまり・・・!!

 

 

 

 

族長はメンバーを品定めした後、村人たちに言う。

「神の贈り物だ」と。

一人を残し全員を牢にブチ込む。

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牢に入れられなかった一人はジャスティンをサークルに勧誘した男子学生だった。

彼は儀式用の石の台に縛り付けられ・・・

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族長によって両目を抉られてしまう。

抉った両目をどうしたかと言うと・・・

ちょっとあのー、ね。アレだから、ね?

グロ耐性ある方は自分の目で確認しましょう。

その後も生きたままアレをアレされたり、あんなことをされたり・・

最終的に彼がどうなったか、の画像を貼ろうと思ったんですが

あまりにもアレなので、やぎやまの拙い画力で絵にしてみました。

 

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とはいえ わりと忠実に描けていると思います。

ジャックスパr・・族長が哀れな男子学生をこんな姿にしてしまいました。

 

後半は「インフェルノ」のタイトルに忠実に、まさに地獄です。

見張りの目を掻い潜り、なんとか一人が脱出、助けを呼びに走る。

その後メンバーに食事が出されるがその肉の表面には脱出したメンバーの身体に入っていたタトゥーが・・。

それに気付いた一人は仲間(おそらく恋人?)の肉を食わされた絶望から食事が盛られていた椀を割り、その欠片で首を切り自殺してしまう。

メンバーがパニックになる中、クズ(アレハンドロ)がまたしてもやらかす。

「お前らも正気を保ちたかったらやった方がいい」とあることをする。

あることが何かは言いたくもない。真正のクズだ。

 

そしてクズ以外のメンバーで話し合い、自殺した仲間はいずれ部族に食われることになるであろうことから、その遺体に街で買った大麻を詰め、部族たちがラリっている隙に逃げ出す作戦に出る。

目論み通り、部族たちは酩酊、ジャスティンともう一人はうまく村を脱出することに成功した。

墜落現場まで戻り、命の綱であるGPSを見つけたところでまたしても部族に見つかり、村へ連れ戻されてしまう。

ジャスティンに割礼の儀式が施されようとしているまさにその時、川から部族の男がやってきて開発作業員の首を掲げ、何事か叫ぶ。

それにつられるように部族の者たちはどこかへ走り去って行った。

ジャスティンは何とか村を脱出し、逃げた先で部族とペルー軍の戦闘に出くわす。

ペルー軍に保護されジャスティンはようやくこの地獄から抜け出せたのだった。

 

 

うーん。

やっぱりあれですね。

他の民族にはその民族なりの因習や何かがあるわけで、自分たちの常識で勝手に判断して勝手に“救う”とか言っちゃって勝手に自滅した訳ですから仕方ない部分もありますよね。

そもそもこのサークルのリーダーがアレハンドロでなければこの悲劇は起きなかったのでは?という話。

大体がアレハンドロのせいと言っても過言ではなかったです、はい。

意識高い系はいいですけど、よく理解もしないで乗り込んでいったらそりゃあ痛い目にも合うでしょう。

 

しかし、全体としては面白かったと言えるのではないでしょうか。

これを観たのが元日でさえ無ければ・・。

元日から観るにはハードすぎる話でしたし本当に胸糞でしたね。

ただ、世界にはこの映画のヤハ族のように未だ未開の地で暮らす部族が多数いるはずです。

センチネル族とかね・・。

あながちフィクションで片づける話でもなさそうなところが怖いです。

グロ耐性のある方は是非観てみて下さい。

 

ではまたお会いしましょう、やぎやまでした。