「幸せにならなきゃ生まれてきた甲斐がねェよ。」
子供の頃、お歳暮で送られてくる缶ジュースが好きでした。
どうも、やぎやまです。
この間、古本屋行ってきたんです。
そこでは完結マンガの全巻セット販売もしているんですが、やぎやまの大好きなマンガがセット販売していたんですよ。
全22巻が2,000円で売ってました。やっすい!!即決!
で、その好きなマンガはこちら☟
RAINBOW二舎六房の七人
まだ敗戦の傷跡が残っていた昭和30年の日本。
大人が起こした戦争のあおりを喰って心に傷を負い、社会のクズと蔑まれるようになってしまった少年たち。
水上真理雄(通称マリオ)たち6人の少年は、それぞれの理由で犯罪に手を染めて、湘南特別少年院の二舎六房に送られることになった。
彼らは、喧嘩・リンチが繰り返される毎日の中、同房にいた年上の桜木六郎太に出会う。
六郎太は、父親と5人の兄を亡くしながらも自分を育ててくれた母親に恩返しをするため、ボクシングの世界チャンピオンになる夢を持っていた。
六郎太は現実に負け目標も夢もなくした6人に「愛と勇気」を持って強く生きることを教える。
それまで馴染みのなかった年長者の優しさに触れ、マリオたちは六郎太を「アンチャン」と慕うようになっていく。
六郎太と6人には、いつしか友情と絆が芽生え、「再来年の夏、外(シャバ)に出る」ことを唯一の、そして大いなる夢として心に抱き、過酷な日々を乗り越えていく……。
これ本当いいマンガなんです。
なかなか重たい話ではあるんですが、夢中で読んでしまいます。
「熱い友情」「固い絆」といった青春の王道であり、硬派で男臭いストーリーが最高です。
えげつない描写や暴力シーンなども多いので苦手な方にはおすすめ出来ませんが・・
戦後の日本という誰もが貧しく苦しく、辛い時代を舞台にしている為、ゲスな奴はとことんゲスに描かれています。
そういう大人たちから受ける理不尽な暴力や偏見や差別に、「二舎六房」のプライドと友情で立ち向かっていく様は読んでいるこっちまで力が入るほど。
人間関係が薄い現代にこそもっと読まれてほしい作品です。
二舎六房の七人 紹介
桜木六郎太(通称:アンチャン)
「二舎六房」の先輩。釈放目前であるが、ある理由で塀の中に封じ込められている。
夢はボクシング世界チャンプになり、父親と5人の兄を亡くしながらも自分を育ててくれた母親へ親孝行をすること。
現実に負け、目標も夢もなくした6人に「愛と勇気」を持って強く生きることを教えた。
水上真理雄(通称:マリオ)
主人公マリオ。殺人未遂で入所。
仲間のためなら誰であろうと体を張る鉄火肌な男で、悪く言えば短気、良く言えば兄貴分な性格。
遠山忠義(通称:ヘイタイ)
通称の由来は「兵隊」になるという夢から。
暴力行為・不法監禁で入所。怒らせると怖い任侠気質の風貌を持つ硬派の大男。
「兵隊」になるという明確な夢を持っている。
右目と額に切り傷がある。母子家庭であり、「父親は軍人である」と母親に言われて育てられた。
前田昇(通称:スッポン)
通称の由来は武器が自分の歯で噛み付いて離さない(スッポンみたいに)ところから。
多額窃盗累犯で入所。広島に投下された原爆により孤児となる。
背が低く、頭部に10円ハゲがある。
口が上手い根っからの商売人で、大金持ちになる夢を持つ。
野本 龍次(通称:バレモト)
通称の由来は座右の銘?である「「バレ」て「モト」モト」から。
詐欺横領・置き引きで入所。
父親が満州で戦死し終戦後の混乱が原因で人間不信に陥ったが、仲間や他人のおかげで救われる。
いつもずり落ちそうな眼鏡をかけており、童貞なのを気にしている。
横須賀 丈(通称:ジョー)
暴行傷害・不純異性交遊で入所。
目元に泣きぼくろがある、金髪碧眼の風貌を持つ二枚目の混血児。
幼少時に母親の手で妹と共に混血児のための孤児院の門前に置き去りにされそこで育つ。
歌手になりたいという夢を持つ。
松浦万作(通称:キャベツ)
通称の由来は右肩の岩牡丹の刺青がキャベツに見えることから。
暴行傷害・飲酒等不良行為で入所。
頭の回転が鈍い、優しすぎる大食いの怪力男。
みんな非常に魅力的なキャラクターで、それぞれに持ち味があります。
その中であえて選ぶとしたら、やぎやまはヘイタイが一番好きです。
あまり騒がしい感じではなく男気に溢れ、頼りになる兄貴という印象です。
次点でキャベツ。
ゆるキャラ的な癒しのオーラが非常に好きです。
あとマリオの成長(内面・外見共に)すごいです。
流石の主人公って感じですね。
他にも語り切れない魅力が詰まってますので、ぜひ読んで頂きたい作品です。
アニメ化もされているようです。
昨日初めて知りました(笑)
今度見てみようと思います。
ではまたお会いしましょう、やぎやまでした。