雲洞庵の土踏んだか 後半
ではでは続きを紹介していきます。
長生きの水場をあとにして奥へ。
本尊の釈迦牟尼仏が鎮座する内陣。
美しくてつい見とれてしまいます。
参拝を待っている方がいなかったらずっと座って眺めていたい。
虚空蔵菩薩様。
右手に智慧の利剣を持ち、左手に福徳の如意宝珠。
商売繁盛の神様と、智慧が無限につくと云うことで受験の神様にもなっているそうです。
開山堂。
最上段には初代開山 顕窓慶字大和尚、挿草開山 傑堂能勝大和尚(楠正成公の孫正勝公)、二代目 雲窓祖慶大和尚の木像と位牌を祀り、各段には歴住諸大和尚の位牌を安置しているそうです。
前面には雲洞庵建立者・上杉憲実公の木像と位牌、上杉謙信公と徳川家康公の位牌も安置してあります。
虚空蔵菩薩の化身、迷企羅大将(メキラ)。
十二神将の一人で干支の割り当ては寅です。
※割り当てについては諸説あるようですが雲洞庵では寅でした
兜?についてる顔がかわいい。
長椅子が置いてあったのでしばし涼みながら休憩。
風通しが良くて気持ちいいです。
心が落ち着く・・
奥へ進むと座禅堂。
一人一畳をあてがわれてそこで寝食もすべて行います。
頭上に布団を置く棚、小さい枕が置いてある以外は何もない。
しかも喋ると六尺棒で叩かれ追い出されてしまうとか・・
人がいるのに喋れない、生活圏が一畳しかない、なんて耐えられない。
禅の道は厳しいのだなぁ。
外との仕切りが無いのに不思議と虫が入ってこないんですよね。
オニヤンマとかジャコウアゲハ?クロアゲハ?とか飛んでたんですけど・・
どうしてだろう?
何か荘厳な雰囲気を察知しているのだろうか。
奥に見えている建物の1階・2階どちらも長椅子があるので座って景色を眺めたり、涼んだり、静かな時間を過ごせます。
ここに泊まってみたいなぁ。
姥子様の像。
山姥を祀っている場所は7,8千年の歴史を有する聖地とされているんだとか。
山姥を祀っているのは初めて見ました。
雲洞庵に祀られている山姥は歯痛を治してくれるんだそうです。
宝物殿入口。
ここは窓もなくてかなり暑いです・・
鞍とか色々・・
武田信玄からの書簡なども飾ってありました。
達筆すぎて全く読めませんでしたが(笑)
こういうものを見ると歴史は地続きなんだなぁと思います。
普段は歴史上の人物なんかはおとぎ話の登場人物くらいにしか感じられないものですが、こうして実際に使っていたものやらを見ると感じ方が違うものですね。
広くて静かで心が落ち着く綺麗なところでした。
興味がある方は是非足を運んでみて下さい!
次回は「関興寺の味噌なめたか」編です。
ではまたお会いしましょう、やぎやまでした。