The woods are lovely,dark and deep.
But I have promises to keep.
And miles to go before I sleep,
-and miles to go before I sleep...

村上の歴史と文化に触れる~屏風まつりと城下町②~

最近、うちのアパートの階段に結構大きいカマキリが居座っています。

朝 出る時、夜 帰った時、そばを通る度に首を回してガン見してきます。

侵入者でも見るような目つきで・・。

いや、侵入者はお前だから。

どうも、やぎやまです。

 

昨日に引き続き村上屏風まつりの記事をUPしていきたいと思います。

今日は おしゃぎり会館お隣の「若林家住宅」から。

 

 

若林家住宅

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入口がすごい。茅葺屋根。

ポスターが立てかけてありますが、ちょうどこの日(9/15)「とんと昔の会 in 若林邸」という語り部グループによる昔語りイベントがあったようです。

が、午前10時~正午までだったようで、間に合わずでした。

 

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入口に大きなカマド。

中へ入ると管理人の方?が居間へ案内してくれて色々お話を聞かせてくれました。

 

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囲炉裏を囲んでお話を伺う。

こちらの囲炉裏は未だに使用されているようです。

煙で燻して茅葺屋根の虫を殺すためだそうな。

 

ここ若林家住宅は村上藩の社宅のようなもので、当時の武士は位に応じてそれに見合った住宅をあてがわれていたそうです。

入口は3つで、それぞれ 武台玄関・内玄関・勝手口。

 

武台玄関は藩の偉い人や身分の高い方が来られた時に使われるもの。

内玄関はその家の主人と後継ぎの長男だけが使うもの。

そして勝手口は妻と娘、次男以下の男子、通いで奉公に来ているような下男・下女が使うものだったそうです。

やぎやま内玄関から入っちゃった(笑)

 

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控えの間、縁側に塩引き鮭!(笑)

お部屋の説明もして頂きました。

若林家より身分の高い方を接待する部屋、同僚や位が同じような方を接待する部屋と接待部屋が2種類あったそうです。

そしてなんと隠し部屋もあるんですよ!

中には入れませんが、天井から階段が降りていて天井裏?みたいな感じでしょうかね。

実際は物置として使われていたようだとおっしゃっていました(笑)

 

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お庭が綺麗。

こちらのお庭には「鶴の松」「亀の松」という珍しい形をした松が植わっているとのことなので探してみました。

 

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探すまでもなく(笑)

こっちは多分「亀の松」です。

地面を這うような生え方してますね。

「鶴の松」は奥にあって写真に撮りづらかったので撮っておりません・・

 

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お庭から見たお屋敷。

中級武士というと今でいう年収1000万くらいのサラリーマンらしい。

庭付き(しかも広い)一戸建て社宅いいなぁ。

階級に応じた社宅くれるとか福利厚生ゴイスー。

 

たくさんのお話を聞かせてもらったんですが、全部書ききれませんので興味がある方はぜひ行ってみて下さいね。

 

 

村上歴史文化館

次に行ったのは さらにお隣、「村上歴史文化館」

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あーこの建物好きだわ。

この・・昔の診療所的な見た目いいですなぁ。

 

中に入ると何やら料理の展示が・・

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 村上市のそれぞれの地区で雛祭りに食べるもののようですね。

 

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あーこの献立好き系です。

あんころ餅食べたい。

 

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おっちょっと豪華!

ちらし寿司がついてる。

 

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こちらは小皿で品数多めですね。

あ、ちょっとタニシは・・・無理め・・・(笑)

 

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 こちらは「鮭川御見分献立」というもの。

村上藩の大きな収入源として鮭漁による運上金がありました。

藩では三面川を二十数か所の漁場に分けて町方に入札させ、落札者に運上金として納入させていたのだそうです。

その漁場の下見を「鮭川御見分」と呼び、その際に供される料理がこちらの写真なのです。

奥の方が昼、手前が夜の献立です。豪華。

 

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奥には漁船やらその中で使われていたものなどが展示してあります。

 

あとここ100円でドリンク飲めちゃいます。

コーヒー、オレンジジュース、サイダー、紅茶もあったかな?

一服休憩していくといいと思います。

 

とまぁこんな感じで、いつまでたっても屏風まつりっぽくならないな(笑)

次回記事からは旧町人町を巡る記事になりますので!

 

ではまたお会いしましょう、やぎやまでした。