KRISTY クリスティ~設定が死んでる~
台風が直撃するような予想が出ていますが、どうなんでしょうか。
いつも連休にぶつかってる感じがしますよね・・
どうも、やぎやまです。
昨日の夜、得意のAmazonPrimeでB級映画を観たので感想を書いていきたいと思います!
いつも通りネタバレしながらお送りします。
まずは予告編をどうぞ☟
海外B級映画の予告って面白そう過ぎじゃないですか?
予告に全振りしたんかってくらい面白そう。
それでいつも観るとガッカリするんですよ。
思うに予告でハードル上げすぎなんですよね。
【ストーリー】
感謝祭の連休を家族と過ごすため 次々と帰省する学生たちの中で、旅費を工面出来なかったジャスティンは大学に一人残ることに。
ある夜、近所のスーパーへ買い物に行った際、不気味な女に絡まれる。
女はジャスティンを見て「クリスティを見つけた」と呟く。
大学へ戻ったジャスティンは警備員に話し、警戒してもらうよう頼むが・・。
初めは友達のニコルと2人で残る予定だったんだけど、ニコルが家族の都合で急に帰省することになって結果、一人。
一緒に行こうと誘ってくれたのに頑なに拒否るジャスティン。なぜなのか。
仕方ないから自分の車のキーを渡し「絶対出かけて楽しんでね」と言い、車を貸してくれるニコル。
彼氏にも家に誘われたけど彼のお母さんが「お皿洗いの授業を受けてるの?」とかいう嫌味を言うほどジャスティンを嫌っている様子なので彼氏家もNG。
「母さんは世間知らずだから」で済ます彼氏もどうかと思うが。
ただ流石に 学生だけで4桁はいそうなめちゃめちゃ広い大学に一人残るのは無理だわ。
ジャスティンの他に大学にいる人と言えば
・警備員のウェイン(屈強そうな黒人)
・門番のデイヴ(愛想のない白人おじさん)
・メンテナンス係のスコット(ジム・キャリー似)
の3人のみ。少ない。
感謝祭だからっていくら何でも人いなさすぎじゃないですかね。
スコットに関しては大学構内(?)に家があるみたいだからいいとして。
最初のうちはジョギングしたりプールで泳いだり、廊下でスケボーしたりバッティングしたりと結構一人を満喫しているジャスティン。
廊下の電気はわりとチカチカ明滅気味。
メンテ係仕事しろ。
ある夜、ニコルに借りた車で近所のスーパーへ向かうジャスティン。
店内に入ると小汚いパーカーを目深に被った妙な女がいる。
みるからにヤバそうな雰囲気。
ジャンキー感が漂ってるし絶対目を合わせたくないタイプ。
ジャスティンがレジで会計をしていると隣に立つ女。しかも近い。
余談ですがたまにめちゃめちゃ立ち位置近い人いますよね。
レジで会計してる時にすぐ後ろの近い位置に立ってる人とか、バス停でやたらと距離詰めて並ぶ人とか。
やぎやま、パーソナルスペースぶっ壊れてる人本当嫌いです。
このジャンキー風女もおそらくパーソナルスペースぶっ壊れ奴でしょう。
で、レジのおじいさんがすかさず
「何も買わないなら帰ってくれ」
つ、つよい・・。こんな不気味な風体の人にそんなこと言えない。
女「このサングラスいくら?」
爺「値札の通りだ」
・・つよい。
女「まけてよ」
えっ。スーパーで値引き交渉とか強くない?メンタルが。
見かねてジャスティンが「私が払うわ」というと「施しは受けない」と怒り出す女。
字幕では「施しは受けない」となってましたけど、喋ってる感じはもう少し強めな印象を受けました。
「アンタからは何も貰わない」的な。
ジャスティンがうんざりしたように「親切のつもりが とんだ災難ね」というと、「災難が何か知ってるわけ?クリスティ、見つけたわ」と呟いて去っていく。
大学への帰り道では女が乗る車に待ち伏せされ、嫌がらせを受ける。
何とか大学に戻り警備員に事情を説明するジャスティン。
どうやらカルト集団のようなモノで、“祝福された”女性を“クリスティ”と呼んで狩り殺す4人組のようです。
祝福っつってもおそらくやっかみでしょうけどね。
綺麗な髪、いい車、良い大学・・とかそんな感じの。
でも今の時代こんな訳のわからない理由で殺されてしまうこともきっとあるんだろう、と思うとまぁまぁリアルな感じがします。
「たかがそんなこと」で殺されてしまうって結構恐怖じゃないですか?
でまぁいつの間にやら大学までついてきてたカルト4人組の強襲が始まる訳ですね。
最初に殺されたのは門番デイヴかな?
外を見回っていたウェインもジャスティンの目の前で殴り殺されてしまう。
ってかマスクの手作り感!!!
どう見てもアルミホイルだろ、それ。
お遊戯会じゃないんだぞ、真面目にやれよ。
手首に巻いてるハート型っぽいネックレスは前に殺した“クリスティ”のものかな?意外と芸が細かいな。
ここから隠れて逃げてしてるシーンが続くのでちょっと退屈。
大学に立体駐車場があることに驚きを隠せない。
ところでホラー・サスペンス・スリラーあたりに出てくる警察ってどうして無能なの?
門番もやられ、警備員もやられ、警官もやられ・・
残る頼りはスコットしかいない!ということでスコットの家へ走る。
泣きながら助けてと縋るジャスティンにスコットが言った言葉は
「俺、いまラリってるんだ」
これには流石に吹き出しましたね。
しかし、ラリってるながらもショットガンなんか持ち出して敵を威嚇したり頼りになりそうな雰囲気を醸し出すスコット。
結局不用意に外に出てやられてしまいますけどね・・。
そこからまたすったもんだあって彼氏がジャスティンを心配して大学へ戻ってくる。
そしてジャスティンの目の前で殺され、ジャスティン覚醒へ。
カルト4人組を一人ずつ狩っていくジャスティン。
・・・それもっと早く出来なかったの?
やれるなら初めからやっとけばさ、少なくともスコットと彼氏は助かったかもしれないのに。と思いました。
ジャスティン覚醒ダイジェスト☟
最初の一人は彼氏の車で轢き殺す。
次の奴はカギで首を掻っ切ってプールに落として溺死かな?
3人目はお手製釘バットで後頭部殴打。
残ったボス女は薬品混ぜて発火させて焼死。
後半畳みかけるような快進撃はまぁいいんですけど、犯人グループわりと弱いし隙だらけだし、なぜ今まで“クリスティ”認定されて殺されてきた女の子たちには出来なかったのか?という疑問が残ります。
やっぱりB級映画ってどこか詰めが甘いんですよね・・
この感じなら他の子たちにも出来たんじゃ・・?と思わせたらだめなんですよ。
ジャスティンでなければ勝てなかった要素がないと!
カルト集団に属する人間が勝手にターゲットを選ぶんでなくて、もう少しカルトのルール(?)に則ったターゲット選びをするべき。
カルトってただの犯罪グループみたいなモノとはまた少し違うと思うんですよね。
外の人間には分からない何かルールとか、教えみたいなものがあるはずで。
この映画では「清く、美しく、祝福された女性」を“クリスティ”とし、「汚れなきものを殺害せよ」というテーマのもと、狩り殺す様子をネットにあげていく集団の筈なんですが、その設定完全に死んでます。
この集団が何をもって「清く」「汚れのない」とするかは出てきませんが、キリスト教的にいうなら処女性が重要になってくると思うんですよね。
うーん、これは清くない!(笑)
Tシャツ+パンツ姿でベッドでイチャこく子は処女性皆無でしょうな。
グループの奴 適当に選んじゃってるじゃん。
そうじゃなくて、信心深く教会に通うような 神を信仰してる女性を狩って信仰心を無くさせ絶望の中で殺すっていう方が怖いと思うんだな。
そんで主人公はどんな状況でも信仰心を失わない強いメンタルで勝ちにいく展開の方が絶対面白かったと思う。
その方がカルト集団っていう設定も活きてくるし。
それか このグループはカルトに便乗して殺人してみたいだけの奴らで、カルト集団(本物)に逆に狩り殺され主人公も狙われるけど反撃するとかどうだろ。
・・・だめか、尺が足らなくてしっちゃかめっちゃかになるな。
まぁアマプラなら無料ですし、暇で暇で仕方がない時にでも観てみて下さい(笑)
ではまたお会いしましょう、やぎやまでした。